水曜日 ,5月30日 ,2012

ちょっと昔の話など

鮮明な記憶はあまりないのですが、
私の生まれた家はその当時では珍しい洋風のしつらえでした。
アーチ型の玄関やレンガ造りのマントルピース、
アイアン鋳物と色ガラスでできた照明器具などで飾られた家は、
定かではないのですが、60年以上前の建物だと思います。
私が小学生の頃、手狭になった洋館は建て替えられて
現在の姿になったのですが、
父が知り合いの建築家と精査しながら計画したその新しい家も、
どちらかというと洋風の・・・今でいう北欧モダンを意識した建物でした。

各部屋に貼られたぎょっとするくらいに派手な色や柄の壁紙が、
すごくモダンで格好のいいデザインだと気が付いたのは、
ずいぶん大人になってからでしたが(それでも私は使わないけど!)、
ポール・ヘニングセンがデザインした
ルイスポールセンのペンダントライトがかかり、
家具はGETAMA社のソファセットやアンティークのもの、
若草色のカーペットが敷き詰められたインテリアは、
子どもの頃の自分にとって、とても居心地のいい空間でした。

また、父は無類の古いもの好きの収集家で、
絵や焼き物などが部屋のところどころに飾られていて、
季節や来客にあわせて、母がこまめに模様替えをしていた
そんな記憶も色濃くあります。

 

先日、gogoのオフィスと住宅の設計をお願いしている
建築家の方とお話をしていて、
大きく、大きく、うなずいたことが。
「お子さんの感性を育てるためにもいい住宅を作りたい」という言葉は、
建築家の真摯な姿勢を感じると同時に、
私自身が身を以て経験してきたことを、
言葉として伝えてもらえたような気がしました。

今の自分に僅かながらも物を選ぶ視線や良い物を見極める力があるとしたら、
それは子どもの頃から自然と触れてきた拘りの環境と、
両親が大切にしていた美意識のおかげなのかもしれないと、
ふと思う時があります。

父が生前、こんなことを言っていました。
本物は見て読んで知るものではなく、直に触れて使って覚える物だと。
反目する父子でもあったので(似た者同士のなんとか・・・です)、
素直に頷けずにいたのですが、最近はその言葉の意味が
ようやく少し分かってきたように感じます。

yukiko

category | yukiko 

土曜日 ,5月19日 ,2012

Comfy Goods

高級な道具が使いたいとか、ブランドの物を揃えたいといった向上心はない私ですが、
それでも多少、身の回りのモノへのこだわりはある方かもしれません。
例えば、もうずいぶん長い事お世話になっている木屋のおろし金。
セットで購入できる木製の台と一緒に使うと、
厄介な大根おろしも力入らずであっという間に擦れてしまう。
もちろん、刃起こしをすればまた新品同様に蘇るので、
この先も長いおつきあいになりそうです。

 

右はチーズ用のグラインダー。
パスタの時のパルメジャーノも、これにかかれば薄ーく羽のようにフワフワと。
よく出回っている筒型や台形のグラインダーだと
粉のようにパサパサとした形状になるタイプが多いようですが、
このMicroplaneのチーズおろしは、ちょうど花鰹のような形状で削れるので、
チーズの味がより引き立つように感じます。
ただし、とても刃がシャープなので、洗う時にはちょっとした緊張感も。

文具では、かれこれ30年近く使い続けているレターの30センチ定規があります。
面白いもので、同じメーカーの同じ製品であっても他の物を使うと、
自分が使い続けているものとは全く違う感触があり、
どういうわけか手に馴染んでくれません。
仕事柄、相当数の定規を所有してきましたが、
何度かの引越しを経てもこの30センチだけは手放せない愛着があります。
旧姓の名前がうっすらと残っているところも、懐かしく感じる一品。

長年の付き合い繋がりでいえば、下右のモノも学生時代からのご長寿。
ゴムの部分が古さに抗えず劣化して粉吹いてきていますが、
カメラ用のブロワーです(レンズなどのお掃除用品)。
我が家では「シュコシュコ」と呼ばれているこの人気者は、
今はもっぱらPCのキーボードの掃除用として使われています。
写真の才能がない事に気づいたのはずいぶん昔なので、
本来の使われ方よりも、PC掃除としての役割の方が長いという
気の毒な人気者でもあります。

 

さらに文具シリーズ。
ドローイングをする時に使うステッドラの水性ペン(左下グレーの3本)。
ペン先がつぶれず、とにかく紙すべりが素晴らしいロングセラーです。
この3本はそれぞれ10代目くらいでしょうか。
手軽にメモする時に使うのが、誰でもが一度は使ったであろうラッションペンです。
書き心地はさておき(ぺんてるさん、すみません)、レトロ感が大好きです。
どことなく安心感があるところも好き。

 

右はスペインの老舗文具メーカー「MILAN」の消しゴムです。
これは最近出会った文具の中でも、大ヒット(自分調べ)のひとつ。
赤い部分はセロファンが巻かれているだけで、
消しゴムそのものにプリントされたロゴが透けて見えているというベタな演出もかわいい。
もちろん、機能面でもすばらしく、軽い動作で消せて紙がよれない優れもの。
1ケース大人買いしてしまったので、欲しい方はご一報ください/笑。

この話題、尽きそうもないので、シリーズ化決定です。

yukiko

category | yukiko 

日曜日 ,5月13日 ,2012

ナポレターナ/ napoletana 2

前回紹介した『ナポレターナ』でエスプレッソを淹れてみました。
豆は東京世田谷のコーヒー専門店、ハーモニーから取り寄せた
ナポリ ローストとスタンダード ローストの2種類です。
見た目は殆ど変わりませんが、ナポリが深煎り(左)。

 

そもそもナポリ風エスプレッソとは?

スタンダード エスプレッソが、コーヒーを抽出する際に
クレマと呼ばれる薄茶色の泡(実はコーヒーの灰汁 : あく)が
意図的に立つように淹れ、その雑味も一緒に味わうのに対し、
ナポリ風はクレマを立てずにスッキリとした豆そのものを味わいます。

カプチーノの際も、
スタンダードは泡立てたフォームミルクを
できるだけコーヒーと混ざらずに静かに浮くように注いだのち、
ラテアート(ミルクの上に人の顔などのイラストを描くこと)を楽しむのに対し
ナポリ風はカップの若干高い位置から
ミルクがコーヒーと一気に混ざるように注ぎ込みます。
その際、ピッチャーの注ぎ口の角度がとても大切で
伊 アレッシイ製のピッチャーの形状が最適とのこと。

、、、すべてエスプレッソの淹れ方の師匠である
ハーモニーのマスター黒澤さんの受け売りです。スミマセン。

で、
実際にナポレターナでエスプレッソを淹れてみると、
2種の豆どちらで淹れてもクレマは立ちません。
構造上適切な圧力が掛からないのだと思います。
ナポリローストはシンプルに深煎りのイタリアンコーヒーです。
スタンダードローストはかなりボディのあるエスプレッソに仕上がります。
粉を充填する時にある程度タンパーのようなもので
圧力をかけるとよりエスプレッソになります。

 

来週は待望のレギュラーコーヒーが届く予定です。とても楽しみです。

category | f 

〒753-0074
山口県 山口市 中央
1-4-8

tel : 083-923-5505
fax : 083-923-5552
http://www.getgogo.jp
info@getgogo.jp


  • category


  • calendar

    2017年11月
    « 1月    
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    27282930