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2021年 08月01日

マーケティングの「ロ」

マーケティングとはモノを売る仕組みである。
この基本を「イ」とした時に
(マーケティングがアメリカの風土から生まれた事が理由なのか)
理屈では理解できていても、どうしても感覚的に受け入れられないと言われる事が経験上いくつかあります。
それをマーケティングの「ロ」として少しお話をします。

まずマーケティングの第1歩は、目標(ゴール)を設定する事から始まります。
5年後に売り上げを2倍にしたいとか。最初はざっくりとしたもので良いと思います。
第2歩は、そのゴールのために必要な投資(インベスト)額を決めます。
その資金の投資先(ターゲット)を決めて実行に移す、が第3歩です。そこから出た結果を最後に検証します。
これが、マーケティングのほぼ全てです。
今戦っているAの戦場とBという戦場(ターゲット)があって、Aには500人の兵(インベスト)をBには1000人の兵を送り、
Aは勝利(ゴール)したけど、Bは負けました。AもBも勝つためにはどうすればよかったのだろう?などなど。
マーケティングを毛嫌いする人がいますが、本来は昔からある実にシンプルな行為です。

そして、マーケティングの(ロ)。
とても良くあるのが、


「デザインを信用していないから、儲かったら払います。」と言われるケース。
ゴールの設定から結果の検証まで。さらに得た利益を次のゴールに再投資する。
マーケティングはループするひとつの科学です。
設定したゴールのために(リスクを負って)投資をする事が前提になります。
それぞれの戦場で戦略を立て、実行/検証する行為のひとつひとつが次に繋がります。
インセンティブではマーケティングは始まりません。

2
投資額と目標の設定が掛け離れている。
100億の企業を投資額100万円(0.01%)で売り上を上げて欲しいと言われても不可能です。
(100人の敵兵がいる戦場に10人を送っても勝ことはできません。)
設定されたゴールに見合った投資が必要になります。もしくは投資に見合ったゴール。
適切な投資額はいずれお話しするとして、(マーケティング知ろうとすればすぐに見つかります。)
私たち広告会社は、
どれだけ安価な投資額で戦果を上げられるのか(安さ)を競うのではなく
適切な投資から戦果の(高/たか)を競う業界であることを、覚えておいてください。

3
「金は出せんけど、社員ならなんぼでも使ーてエエけえ。」と言われるケース。
社長さん、すでにブラック入っちょてです。
投資の中には、広告会社に支払う広告宣伝費の他に、
会社の有形無形の財産、社員の能力や労働時間、マーケット内の評価など。
あらゆる価値をある程度数値化し、投資のリソースとして考えます。
当然社員の労力は有限として、戦略を立てていきます。
使いたい放題ではプランニングが出来ない上に、コンプライアンス上問題です。

最後に、
マーケティングをお勧めする一番の理由は、ビジネスの過程を合理的に考える事ができるからです。
マーケティングの感覚が身につけば、勝ち目のない市場に無意味な投資をしたり、投資すべき市場を見落としたりが少なくなります。


興味が湧けば、この辺りから読み始めちゃったらええです。

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