ホームページ制作のイロハ 依頼者編 その1
WEBデザインにかかわらず、何かを外注をする時に
依頼者側がやらなければならない事はおよそ2つあります。
同じ予算ならベストの業者を選ぶ事。
同じ業者ならどこの依頼者よりもいい仕事をしてもらう事です。
仕事を受ける側として、
クライアントの将来にいろいろな可能性が見えたり、商品や企画が面白かったり、
会社や担当者が魅力的だったりは気持ちの良い仕事ができ、
良いサイトになる可能性が大きくなります。
最初のミーティングで平均的に用意されている資料は、
「こんな風にしたい」という幾つかの他社のサイトが多いようです。
分かりやすく、一つの良い方法だと思います。
用意されるサイトはできれば3件まで、多くて4件くらいが望ましいと思います。
それ以上は、意図が不明確になります。
デザインや全体のトーン、テキストや構成、目指すゴールが似ている。
などなど違う視点で選択されていると有効です。
中には先入観を持たれたくないという理由で、WEBサイトを用意されない方もいます。
それもありです。いずれにしてもgogoはほぼこちらに任せていただく事を前提に仕事を始めます。
そのための情報は必要なので、こちらからあれこれ話を聞く事になります。
以前WEBサイトの依頼にかかわらず、弊社のグラフィックアーカイブから
「こんな感じがいい」と言われた方がいました。とても有効だと思います。
なぜならWEBサイトは一つしか無いのに対し、
グラフィックは、チラシもあれば何百ページのカタログもあり、ポスターもあればDMもあり、
編集もあれば広告もあるからです。
仕事を受けた側がこれから制作するサイトをイメージする時に、グラフィックに置き換えて考える事はよくある話で、
クライアントからその示唆があると、最初から踏み込んだ話ができたりします。
これにはもう一つの側面があって、
WEBサイトはWEB専門の業者よりもグラフィックの経験を多く持つ業者またはデザイナーに
発注する方が良いと、gogoは常々思っている理由でもあります。
クライアントが望む多様なイメージに、応える事ができる引き出しは
多様なグラフィックの経験によるものと考えるからです。
発注業社をWEB上で探すのであれば、「ホームページ制作会社」ではなく「デザイン会社」と検索して
上位30社くらいから選ぶのが良いと思います。
できればTOPまたは次ページに、これまでの仕事や作品をしっかりと掲載している会社が良いです。
なぜなら、
どんな会社にだってプランや理念はあるからです。
しかしクライアントという相手があり「自社サイトで説明している」ようにいかないのが仕事だからです。
最終的にサイトに掲載されている作品はクライアントと切磋琢磨した結果に違いありません。
よく目を凝らせば、その中からその人の本当の力が見えてくるはずです。
まずは制作会社の作品をよく比較する事から始めちゃったらええです。