山口県山口市のホームページ制作・デザイン 会社 gogo

open
close
2021年 06月01日

コンセプト(1)

今回のイベントはこんなコンセプトで。などとよく耳にする言葉ですが
私たちが使う「広告コンセプト」となると少し意味が限られてきます。
20代のころ「この商品はこのコンセプトで・・・」と社内プレゼンをすると、
「それ、コンセプトにならないなあ。」とよく再考を促されたものです。

コンセプトになるとかならないとか、そもそもコンセプトってなんでしょう。
一言でいえば、「わたし(の会社)は、○○です。」という○○にはいる言葉ですが
who are you?と聞かれた時に、自分の性別や誕生日を答える人はいないわけで、
○○には少なからず私は他の人に比べて○○で、こんな私にも○○な魅力があるのですよ。と、
そんな事が入るのではないでしょうか。.

1 Be a Driver.
2 私のフランス料理であなたを幸せにしたい。
3 この商品は一期一会。

3つの中でコンセプトになるものはどれでしょう。。。よくある解答で申し訳ありません。
この言葉だけではどれもコンセプトになりません。

1番は、マツダでなくとも日産やトヨタのキャンペーンタイトルにもなりえるからです。
2番は、世界中のフレンチのシェフはすべからくそう思っているはずです。
3番は、もはや業種さえ判別できません。
四文字熟語やふわっとした標語のようなものを提案する広告会社は要注意です。
一見何かをしているように見えて、ほぼ効果はありません。独善ではなく最初に学習する広告のイロハです。

ではあなたが自分の会社または商品のコンセプトを考えたとして、
それがコンセプトになりえるのか?次のフィルターを掛けてみてください。
まず競合会社をいくつかイメージしましょう。
その競合に考えたコンセプトがあてハマるのか、客観的に判断してみてください。
もし幾つもの会社にあてハマるようだとすると、それはコンセプトにはならないということです。
そして、コンセプトを持たないという事は、
自分の会社や商品が、新しい顧客を求めて「一人歩き」をしてくれないという事になります。

装着しただけでドライビングが踊るような気分になれるって、世界中にあのタイヤしかないじゃろ。

⇨ ⇨ ⇨