2021年 04月01日
広告(1)
広告クリエーターを目指し広告代理店に入社すると、
業界にいるかぎり忘れてはいけない一つのアイデアをまずは教え込まれます。
それは、広告とは広告主自身が自社の製品について説明をし売り込まなければならないという
構造上のハードルについてです。
「すべての広告はマイナスからスタートする。」ある著名なコピーライターの言葉ですが、
誰だって人の自慢話なんか聞きたくはないよね。という心理(真理)を表しています。
雑誌を読みながら無意識に広告を読み飛ばしてしまう理由のひとつです。
このブログもgogoが自身の言葉で
「こんな事を考えている会社です、どうぞ興味を持ってください。」と
なんとかこのページから離脱されないように、できればまた読んでもらえるように、
あれやこれや考えながら自慢話にならないようにしています。
例えばホームページ制作を依頼されたなら、最終的に納める無形の制作物に
ナン10万、ナン100マン円と支払っていただけるプロフェッショナルな理由を「これです」と言うとすれば、
このはじめのマイナスを、ゼロの先のプラスに変える力 ということになります。
そして広告制作の場合、
自社製品への思いが熱いゆえに、大きな声をあげた分量分消費者に伝わると考えがちなクライアントの方たちと
(お気持ちは理解できるのですが、それでは広告費を棄てることになってしまいます)という
時に激しいバトルを交えながら行われるのが、常です。
広告制作の醍醐味と言えるかもしれません。
広告に興味を持たれたら、
何十年も前に書かれた広告のバイブルと呼ばれる本があります。読んでみちゃったらええです。
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